Hi there!
かばぞうは、環境や人に優しいナチュラルな製品が好きなので、掃除や洗濯など生活のあらゆる場面で重曹とクエン酸を使っています。
しかし!
という方も多いと思います。
そう、重曹とクエン酸はどちらも得意不得意があるので、正しい場面で使わないと効果を発揮しないんです。
そこでこの記事では、
- 重曹とクエン酸の違い
- かばぞうが実際に行っている重曹とクエン酸の使い方一覧
をまとめてご紹介。
重曹とクエン酸をうまく使いこなせるようになると、洗剤を何種類も買う必要がなくなり、戸棚がスッキリしますよ!
重曹とクエン酸の共通点
重曹とクエン酸は、どちらも最近エコ洗剤としてよく耳にするようになりました。
両者に共通するのは、
- 汎用性が高く、コスパがいい
- 安全かつ環境に優しい
という点。
ドラックストアや百均、スーパーなどで簡単に手に入りますし、この2つを持っておけば、洗剤を何種類も揃える必要がありません。
また、どちらも自然界に存在する物質なので、安全かつ環境に優しいのもいいですよね。
しかし、両者の性質は全く違うので、それぞれ使う場面が異なります。
まずはそれぞれの特徴を確認しましょう。
重曹の特徴

重曹の性質は以下の通りです。
- 別名:炭酸水素ナトリウム(NaHCO3)
- 弱アルカリ性
- 粒子が細かく、水に溶けにくい
弱アルカリ性 = 酸性の汚れや臭いを取り除く
重曹は弱いアルカリ性なので、酸性の汚れや臭いを取り除く効果があります。
酸性の汚れや臭いとは、
- 油汚れ
- 生ゴミの臭い
- 黒カビ
- 皮脂汚れ
- 靴の臭い
などです。
水に溶けにくい = 研磨剤
水に溶けにくいので、汚れを研磨して落とす効果もあり、クレンザーとしても使えます。
クエン酸の特徴

クエン酸の性質は以下の通りです。
- 酸味の成分(柑橘類や梅干しの酸味=クエン酸)
- 強い酸性
- 水に溶けやすく、無色無臭
酸性=アルカリ性の汚れや臭いを取り除く
クエン酸は強い酸性なので、アルカリ性の汚れや臭いを取り除く効果があります。
アルカリ性の汚れや臭いとは、
- 水垢
- 石鹸カス
- トイレの黄ばみやアンモニア臭
などです。
ちなみに、「お酢」もクエン酸と同じ用途で使えますが、クエン酸は無色無臭でお酢のようなツンとした匂いがないので、掃除や洗濯にはクエン酸の方がおすすめです。
【目的別】重曹とクエン酸の使い方13選
かばぞうが重曹とクエン酸を使うシーンをまとめると、全部で13パターンありました。
それぞれをクリックすると、それぞれの使い方にジャンプします。
掃除に使う
- 鍋やフライパンの焦げつき >> 重曹
- コンロ周りの掃除 >> 重曹
- 電気ケトルの白い汚れ >> クエン酸
- レンジ庫内の汚れ >> 重曹
- シンク・洗面所・お風呂の水垢 >> クエン酸
- 排水溝の汚れや臭い >> 重曹
- お風呂の皮脂汚れ(浴槽・洗面器・椅子) >> 重曹
- お風呂の黒カビ >> 重曹
- トイレ掃除 >> クエン酸
洗濯に使う
美容に使う
掃除に使う
1. 鍋やフライパンの焦げつきには、重曹
- 焦げついた鍋やフライパンに水を数カップ、重曹大さじ2を加え、火にかける
- 10分ほどグツグツと煮立て、数時間放置
- 焦げつき部分が浮かび上がってくるので、湯を捨て、スポンジなどで洗う
2. キッチンのコンロ周りには、重曹
コンロ上面や周りの壁の掃除
- スプレーボトルにお湯200mlと重曹小さじ2を入れてよく振る
- 汚れが気になるところに吹き付けて、水で濡らして固く絞ったふきんなどで拭き取る
コンロの五徳の汚れを取る
- 大きめの鍋に五徳を入れ、五徳が隠れるまで水を入れる
- 重曹を大さじ5加え、火にかける
- 10分ほどグツグツと煮立て、数時間放置
- 触って熱くない程度にお湯が冷めたら、五徳を取り出す
- スポンジに五徳を煮たお湯を含ませ、五徳に残った汚れをこすり取る
- 五徳を軽く水で流し、乾かせば完了
換気扇の掃除
- 換気扇の部品が入る大きめの容器を用意(ポリ袋でもOK)
- 容器に部品、40〜50℃程度のお湯、重曹1カップを入れ、数時間放置
- お湯が茶色く濁ったら、部品を取り出す
- スポンジなどで汚れを落とし、乾燥させて完了
3. 電気ケトルの白い汚れには、クエン酸
- 電気ケトルに水を満水まで入れ、クエン酸小さじ1を加える
- 沸騰させ、1時間ほど放置
- お湯を捨て、2、3回ほど水ですすいで完了
4. レンジ庫内の汚れには、重曹
- マグカップに水一杯と重曹大さじ1を入れ、レンジでチン
- 15分ほど放置した後、布切れなどの柔かい布にマグカップのお湯を含ませ、レンジ庫内を拭く
- 乾いた布で乾拭きをして完了
5. シンク・洗面所・お風呂の水垢には、クエン酸
- スプレーボトルに水200mlとクエン酸小さじ1程度を入れてよく振る
- 水垢が気になるところに吹き付け、数分間放置
- スポンジなどでこすり、水で洗い流す
6. 排水溝の汚れや臭いには、重曹
- 排水溝の部品を取り出し、部品と排水溝内に重曹をふりかける
- 10分ほど放置した後、スポンジや歯ブラシなどで汚れやヌメリを取り除き、水ですすいで完了
7. お風呂の皮脂汚れ(浴槽・洗面器・椅子)には、重曹
- 風呂の残り湯を使用
- お湯がまだ温かいうちに重曹1カップを加え、かき混ぜる
- そこに洗面器や椅子などを投入し、全体が浸かるまでお湯を足す
- 一晩放置した後、水を抜き、シャワーで洗い流して完了
8. お風呂の黒カビには、重曹
- 平たい容器(食品トレイなど)に水と重曹を1:2の割合で入れ、割り箸などで混ぜてペースト状にする
- 黒カビ部分にペーストを塗る
- 上からラップをして30分放置
- ペーストを拭き取り、水で流して完了
9. トイレ掃除には、クエン酸
- スプレーボトルに水200mlとクエン酸小さじ1を入れてよく振る
- 便座を上げ、便器全体にスプレーを吹きつける
- トイレ用ブラシで磨いて、流して完了
洗濯に使う
1. 洗濯洗剤として、重曹
- 使用量の目安は、水量10リットルあたり大さじ1杯
- 粉末洗剤を投入するところに入れて、普段通り洗濯すればOK
2. 柔軟剤として、クエン酸
- 使用量の目安は、水量40リットルで小さじ1杯
- 30ml程度の水で溶かし、柔軟剤を投入するところに入れればOK
美容に使う
1. シャンプーとして、重曹
- スプレーボトルに水300mlと重曹小さじ1を入れてよく振る
- お湯で濡らした髪に適量を吹き付け、地肌を優しくマッサージ
- お湯で洗い流し、完了
2. リンスとして、クエン酸 + お酢
- スプレーボトルに水200mlとクエン酸小さじ1とお酢小さじ1を入れてよく振る
- シャンプー後の髪に吹き付け、髪の毛になじませる
- お湯で洗い流し、完了
ちなみに、ぞうは週6回は湯シャンのみ、週1回この方法でシャンプー・リンスをしています。
お酢が入るので若干お酢の匂いがしますが、髪を乾かすと匂いが気にならなくなります。
いろんな使い方ができる重曹とクエン酸ですが、いくつか注意点もあります。
それぞれどんなことに注意しないといけないか確認しましょう。
重曹の4つの注意点
1. 食用を選ぶ
重曹は、医療用・食用・工業用の3種類があり、その中でも安全で手に入れやすい「食用」の重曹がおすすめです。
食用の重曹には、パッケージに「食品添加物」と書かれていたり、賞味期限が記載されているので、それを目印に購入してください。
2. 一部の金属や木材は変色したりシミができる
水回りによく使われている材質であればほとんど大丈夫ですが、アルミや銅に使用すると黒く変色したり、木材に塗布するとシミができることがあります。
使う前に上記のような材質が使われていないか必ず確認しましょう。
3. 頑固な汚れは落ちない
重曹は弱いアルカリ性なので、洗浄力はそこまで強くありません。
なので、日常的なお掃除として使用することをおすすめします。
4. 湿気に弱い
重曹には吸湿性があり、湿気を吸って固くなりやすいです。
使用した後はしっかり密閉して保管するようにしてくださいね。
クエン酸の3つの注意点
1. 塩素系の洗剤と混ざると危険
クエン酸は強い酸性で、塩素系の洗剤(漂白剤など)と混ざると有毒ガスが発生し非常に危険です。
「まぜるな危険!」ってやつです。
塩素系の洗剤をお持ちの方は同じタイミングで使用しないように注意です。
2. 大理石・鉄・セメントには使えない
大理石や鉄、セメントは酸性に弱いので、クエン酸を使うと傷んだり錆びたりすることがあります。
使う前にそのような材質が使われていないか必ず確認しましょう。
3. 湿気に弱い
クエン酸も吸湿性があり、湿気るとカビが発生してしまうこともあります。
使用後はしっかり密閉して保管しましょう。
まとめ 重曹とクエン酸の使い道はさまざま!
今回この記事を書いたのは、忘備録の意味もあったんですが、改めて重曹とクエン酸の使い方をまとめてみて、やっぱり万能だなと思いました。
ちなみに、かばぞうは百均の重曹・クエン酸を使っており、特にメーカーにこだわりはありません。
しっかり使い分けができれば、重曹・クエン酸は万能・安全・コスパも最高なので、みなさんもぜひトライみてください。
See you soon!