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ハリーポッターの洋書は英語初心者には難しい?実際に読んでみた

Harry Potter

Hi there!

英語学習にハリーポッターの洋書を読んでみたい!と思っている方はいませんか?

この記事を書いているかばは、ぞうがカナダ滞在中に手に入れたハリーポッターの全巻セット(UK版)を、帰国してから読み始めました。

先日一つ目の「Harry Potter and the philosopher’s stone(ハリーポッターと賢者の石)」を読み終えたのですが、率直に言って想像していたよりもだいぶ難しかった(けど、やっぱりおもしろかった)です。

そこでこの記事では、

  1. 洋書ハリーポッターは英語初心者には難しい?
  2. 洋書ハリーポッターを読むのに必要なレベル
  3. 洋書ハリーポッターを読むときの3つのコツ

についてお伝えします。

ちなみに、かばの英語レベルは、海外生活1年半(カナダ)、TOEIC855(2020年10月)です。

洋書ハリーポッターは初心者には難しい?

どれくらい難しかったというと、英語初心者にはまず無理なレベルです。

どうしてそんなに難しく感じたのか、理由は4つあります。

  1. 文学的な単語・表現が多い
  2. 固有名詞・魔法関連の単語が多い
  3. 長い
  4. (おまけ)ハグリットの英語が訛りすぎていて読みづらい

文学的な単語・表現が多い

日本語の本でも、小説や物語って、日常会話ではあんまり使わない堅い表現や詩的な表現が出てきますよね。

口語と文語の違いというやつです。

洋書のハリーポッターもそれと同じように、日常英会話ではあまり出てこない文学的な単語や表現がばんばん出てくるんです。

これ、イギリスの子供達は本当に理解できてるの?と心配になるくらい、知らない単語がたくさん出てきます。

たとえば、以下の単語、ご存知ですか?

  • “shudder”
  • “quiver”
  • “shiver”

難しいですよね。これらは、すべて「(恐怖や不安で)震える」という意味で使われる動詞です。

3つともtremble(震える)と同じような意味なのですが、それぞれのニュアンスの違いや使い分けは全くわかりません!

非ネイティブから見ると「どれか一つに統一してくれ!」と思うのですが、多くの単語を使うことで文学的に表現の幅が広がるんでしょうね。

固有名詞・魔法関連の単語が多い

ハリーポッターは魔法の世界のお話なので、この物語にしかない固有名詞や魔法関連の単語がたくさん出てきます。

固有名詞は斜体で書かれていることが多いので、「これはこういう固有名詞なんだな。」とスルーできます。

厄介なのは、現代生活であまり馴染みのない物の名前が出てきたとき。

たとえば、この単語。

cauldron

こちらは、大釜・大鍋という意味です。

魔法使いが薬草などを混ぜて煮るときに使うやつですね。

このように魔法関連の単語として、私たちの普段の生活では目にしない物が出てくるので、その度に「何これ?」となり、なかなか先に進めなくなるのです。

長い

ハリーポッターシリーズは全部で7つあり、それだけでも長そうに思えますが、それぞれのストーリーがめちゃくちゃ長いです。

ページ数は、UK版かUS版か、また出版社によって異なりますが、かばぞうが持っているBLOOMSBURY出版の全巻セット(UK版)のページ数はそれぞれ以下のようになっています。

Harry Potter and the Philosopher’s Stone
(ハリーポッターと賢者の石)
332P
Harry Potter and the Chamber of Secrets
(ハリーポッターと秘密の部屋)
360P
Harry Potter and the Prisoner of Azkaban
(ハリーポッターとアズカバンの囚人)
462P
Harry Potter and the Goblet of Fire
(ハリーポッターと炎のゴブレット)
617P
Harry Potter and the Order of the Phoenix
(ハリーポッターと不死鳥の騎士団)
800P
Harry Potter and the Half-Blood Prince
(ハリーポッターと謎のプリンス)
542P
Harry Potter and the Deathly Hallows
(ハリーポッターと死の秘宝)
620P

BLOOMSBURY出版の全巻セット(UK版)のページ数

「不死鳥の騎士団」に至っては驚異の800ページ!

さらに恐ろしいことに、「炎のゴブレット」以降は前の3作品に比べて文字の大きさが小さくなり、1ページあたりの文字数も増えるというおまけ付き。

読んでいると、まさに「終わりが見えない」状態になります。

この果てしないボリューム感により、英語学習に向いているとはあまり言えませんし、ましてや初心者であればなおさら不向きです。

(おまけ)ハグリッドの英語が訛りすぎていて読みづらい

ハリーポッターの登場人物の中でも、独特の個性を放つホグワーツの番人ハグリッドは、洋書でもめちゃくちゃ訛っています。

問題なのは、洋書ではその訛りを「文字で」表現しているので、ハグリッドのセリフが非常に読みづらいという点。

例えば、ハグリッドがハリーにホグワーツ行きのチケットを渡す時のセリフがこちら。

Yer ticket fer Hogwarts.(ホグワーツへのチケットだよ。)

引用:J.K Rowling “Harry Potter and the philosopher’s stone”

「your」が「yer」、「for」が「fer」と書かれています。

かば
かば
一瞬ラップを歌い出したのかと思いました。笑

読み進めるうちに慣れてくるのですが、最初はハグリッドのセリフが来るたびに読むペースが遅くなっていました。

洋書ハリーポッターを読むのに必要なレベルは?

ではどれくらいのレベルの方ならハリーポッターを読めるのか、もしくはどのレベルの英語学習にハリーポッターが向いているのでしょうか?

かばの主観だとあてにならないので、世界的な指標でハリーポッターの難易度を確認します。

Lexile指数を参考にする

ハリーポッターの難易度を確認するために、アメリカを中心によく使われている「Lexile指数(リクシル指数)」を参考にします。

Lexile指数とは?

Lexile指数は、英語の「読解力」と「文章の難易度」を表す指標で、TOEFLのリーディングセクションのスコアから算出される。
現在、世界180の国と地域で使用され、約50万冊(2019年9月時点)の書籍がマッピングされている。

引用:TOEFL®︎公式サイト

世界中のほとんどの洋書がこのLexile指数で難易度がわかるようになっており、Amazonでも、このLexile指数で洋書を検索できるようになっています。

Lexile指数で自分の読解力を確認する

まず自分の読解力を確認するために、Lexile指数とTOEIC L&Rのリーディングスコアを照らし合わせた表を見てみましょう。

Lexile指数(単位:L )TOEICリーディングスコア
410L – 620L60 – 95
480L – 745L100 – 145
610L – 835L150 – 195
690L – 915L200 – 245
775L – 995L250 – 295
855L – 1075L300 – 345
935L – 1175L350 – 395
1040L – 1325L400 – 445
1180L – 1450L450 – 495

Lexile指数・TOEIC L&Rリーディングスコア対応表

たとえば、TOEIC L&Rのリーディングスコアが300点の場合、Lexile指数は、855Lとなりますね。

ハリーポッターのLexile指数は880L

ここで、肝心のハリーポッターのLexile指数は880Lです。

ということは、TOEIC L&Rのリーディングスコアに換算すると、330点くらいの難易度と言えます。

TOEICの点数がいまいちピンと来ない方は、ざっくり「中上級者向け」と考えてもらったら大丈夫です。

どうですか?結構レベル高いですよね。

ちなみに、この880Lという値は、アメリカの学年で言うと4年生以上が対象になります。

「ハリーポッターと賢者の石」のハリーも10歳なので、一応読者の年齢層に合わせたレベルで書かれているということですね…(英語圏では、、、)

洋書ハリーポッターを読むときの3つのコツ

ここまで見てきて「自分でも読めそうだ」と思えた方は、ぜひハリーポッターの洋書にチャレンジしてみてください。

かばが「賢者の石」を読んでつかんだ、ハリーポッターを諦めずに読むためのコツが3つあるので、読む際の参考にどうぞ。

  1. 読み進めるのに影響のない単語はスルー
  2. セリフ後の動詞は「said」に置き換える
  3. 映画版を観ておく

コツ1:読み進めるのに影響のない単語はスルー

先ほどお伝えしたように、ハリーポッターには難しい単語がばんばん出てくる上に、とんでもない長さなので、知らない単語が出て来るたびに辞書で確認していると100%挫折します。

そのため「この単語がわからないとどうも物語の流れがつかめない」「何回か出て来た単語だけど意味がわからない」という単語以外は、思い切ってスルーしましょう。

「ボキャブラリーを鍛えたいから読書しているのに」という方も大丈夫。

スルーできる単語は、あまり重要でない単語ばかりです。

その単語を完璧に覚えたところで、日常英会話に役立つことはまずないでしょう。

完璧に読もうと思わず、「70%くらい理解できればいいか」くらいのスタンスで挑みましょう。

コツ2:セリフ後の動詞は「said」に置き換える

個人的に英語の文章を理解するのに一番大事なのは動詞だと思っているので、ハリーポッターを読む時も動詞でわからないものは調べることが多いです。

しかし、動詞だけでも難しいものがたくさん出てくるので、セリフ後の動詞は「言う」関係の動詞だな、と思ってすべて「said」に置き換えて読んでいます。

たとえば、ハグリッドがハリーに「君は魔法使いなんだよ。」と伝えた後のハリーの反応を表現した文章。

‘I’m a what?’ gasped Harry.
(「僕が何だって?」とハリーはあえぎながら言った。)

引用:J.K Rowling “Harry Potter and the philosopher’s stone”

「gasp」は「あえぐ、あえぎながら言う」という意味があり、ハリーポッターの文中にもよく出てきます。

確かにこの単語を使うことで登場人物の表情や感情をイメージできて、物語により深みが生まれることはわかるのですが、思い切ってこの単語を「said」に置き換えて読んでいきます。

gasped Harry(ハリーはあえぎながら言った)

said Harry(ハリーは言った)

大まかな意味は変わらないですよね。

何回も出て来る場合は意味を確認した方がいいですが、こんな感じでセリフの後の動詞を「said」に置き換えることで辞書で調べる回数が減り、スムーズに読み進めることができるので、やってみてください。

コツ3:映画版を観ておく

ハリーポッターの映画版を観ておくと、文章を読みながら頭の中でイメージしやすくなります。

また少々わからない単語があっても「ここはあのシーンね。」と読み進めることができるので、読むスピートが速くなります。

日本語訳の本でもいいのですが、映画の方が手軽でおすすめです。

まとめ ハリーポッターの洋書は中上級者以上向け!

ハリーポッターの洋書が初心者には難しいのか、ハリーポッターの難易度や必要なレベル、読む際のコツについてお伝えしました。

簡単にまとめるとこんな感じです。

ハリーポッターの洋書は難しい?
  1. 難しい単語が頻出 + 長いので、初心者には不向き
  2. 難易度は、中上級者レベル
    (TOEIC L&Rのリーディングスコアで330点程度)
  3. 読む際は、読み進めるのに影響のない単語をスルーしたり、セリフ後の動詞を「said」に置き換えたりするなど、70%理解するスタンスでいることがポイント
  4. 映画を観ておくのも◎

物語のおもしろさは間違いないので、自分でも読めそうだと思った方はぜひチャレンジしてみてください。

かばも「賢者の石」に引き続き「秘密の部屋」を読み始めたので、まだまだ道のりは長いですが、また新しい気づきがあればこの記事を更新していこうと思います。

See you soon!

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