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ハード系パンとは?パンの種類とおすすめの食べ方をベイカーが解説!

Hi there!

この記事を書いているかばは、ライターをしつつ、パン屋さんでも働いています。

周りに「パン屋で働いている」と話すと、3人に1人くらい「ハード系?」と聞いてくる方がいるんですよね。

お店で接客をしていても「ハード系はどれですか?」と聞かれることがしばしば。

Instagramを見てみると「#ハード系パン」の投稿数はなんと約6.2万件!

「ハード系」って言葉はよく聞くけど、実際どこからどこまでが「ハード系」のパンなのかいまいちわかんないんだよねぇ…。

おしゃれな感じはするけど、食べ方がよくわかんなくて、実際あんまり買ったことない…。

こういう方、結構いるんじゃないでしょうか?

この記事では、パン屋で働くかばが「ハード系のパンとはなんぞや?」という基本的な部分と、ハード系パンの種類やおすすめの食べ方についてお伝えします!

ハード系パンとは?

ハード系パンは、主に3つの特徴があります。

ハード系パンとは、そのままですが「堅めのパン」を指します。

具体的に言うと、材料が小麦粉・水・イースト・塩・(砂糖)のみで、バター・牛乳・卵が使われていないパンです。

味も砂糖が使われていないものが多く、小麦本来の味を楽しめるシンプルな味です。

フランスパンが代表的ですね。

逆に「ハード系じゃないパン」は、日本らしい「菓子パン」を指します。

ふわふわして柔らかい、食パン、クリームパン、あんぱん、メロンパンなどですね。

菓子パンの柔らかさはバター・牛乳を入れているから、またサクッとしたお菓子のような食感は卵を入れているからです。

かば
かば
菓子パンを「ソフト系パン」って言わないのはなんでだろ…?

パン用語を使うと、

  • ハード系のパンは「リーンなパン(lean:簡素な)」
  • 菓子パンは「リッチなパン」

と言われます。

ハード系パンの種類

いわゆる「ハード系のパン屋さん」に行くと、見慣れないカタカナが並んでいて、「確かに形は違うけど、何がどう違うの?」という方も多いはず。

代表的なハード系パンの種類を覚えておくと、パン屋さんをもっと楽しめるようになりますよ!

フランスパン

バリっとした表面と、粗めの気泡、しっかりした噛みごたえのある食感が特徴のフランスパン。

種類はたくさんありますが、基本的に生地はすべて同じで、形や大きさで名前が異なるだけのものがほとんどです。

バゲット

フランス語で「細長い棒」を意味する「バゲット」は、フランスパンの中でも一番有名で、「フランスパンと言えばこの形」と思っている方も多いです。

またバゲットを「フランスパン」という名前で売っているパン屋さんも多くあります。

バゲット以外のハード系パンは、パン屋さんによって種類がまちまちですが、バゲットはどこのパン屋さんでもあるので、各パン屋さんで大きさ・食感・味の違いを楽しむのもおもしろいです。

バタール

バゲットよりも短く太いのがバタール。

バゲットよりも断面が大きいため、バゲットよりソフトで頬張りやすく、サンドイッチにも向いています。

かば
かば
名前からバターが入ってそうですが、入っていません!

パリジャン

パリジャンはバゲットより長く太いです。

「これ食べ切るのにどれくらいかかるんやろ。」って思うくらい太くて長いもの。

家族で暮らしている方やホームパーティなどにおすすめです。

ブール

英語で言う「ボール」。丸くて大きいフランスパンです。

薄めにスライスして具材を乗せたり、サンドイッチに用いるのに向いています。

エピ

エピは「麦の穂」という意味で、バゲット状の細長い生地にハサミを入れて、左右交互に引き出し、麦の穂のような形に仕上げたパンです。

ベーコンやソーセージ、チーズが中に入っていることが多く、「惣菜パン」の類で売られていることもあります。

リュスティック

リュスティックは、他のフランスパンよりも水分量の多い小さめのパンを指します。

水分量が多いので、バゲットなどよりもふわっとして食べやすいのが特徴で、切れ目を入れて具材を挟んでサンドにするのもおすすめです。

カンパーニュ

「田舎」という意味のカンパーニュは、ここまで解説してきたフランスパンとは少し材料が異なります。

カンパーニュには小麦以外にライ麦粉や全粒粉も配合しており、表面は他のフランスパンより濃い茶色をしていることが多く、断面も茶色っぽい色合いです。

バゲットなどよりも気泡が細かく、中がフカフカしていて、香ばしい味わいを楽しめます。

ロデヴ

ロデヴはフランス南部にある実際の街の名前に由来しており、とても加水量が多いのが特徴です。

水分が非常に多いので、中がモッチモチしていて、独特の風味と食感があります。

かばが働いているパン屋さんでは、バゲットなども人気ですが、常連さんの中にはこのロデヴを求めて来る人も多く、スタッフの間でも結構人気があります。

ライ麦パン

小麦の収穫が難しかったドイツで生まれたのがライ麦粉を使った「ライ麦パン」です。

ライ麦の割合によって多少変化しますが、表面や中身がうす茶色〜黒に近い茶色をしていることが多いです。

一般的なライ麦パンはライ麦粉が30%程度含まれていることが多いですが、パン屋さんによっては、ライ麦を60〜80%近く使ったパン(ロッゲンミッシュブロート)を出してあることもあります。

ライ麦パンは独特の酸味が特徴で、その酸味を好んで買いにくるお客さんもいますが、パン屋さんによって酸味の強さが結構異なるので、これも味比べをしてみるとおもしろいです。

ライ麦の比率によって「〇〇ブロート」のようにドイツ語の名前を用いているパン屋さんもあります。

かば
かば
シンプルで大きめのライ麦パンから、ナッツやレーズンなどのドライフルーツを入れたライ麦パンまで種類はさまざまです。

フォカッチャ

イタリア生まれのフォカッチャは、ピザの原型とも言われている平らなパンです。

ローズマリーやオリーブ、ドライトマトなどが入っていることが多いですね。

ベーグル

ベーグルはアメリカ生まれのドーナツ型のパンで、バターや牛乳、卵が入っておらず、生地を発酵後、茹でてから焼き上げるのが特徴です。

最近日本でもベーグル専門店が増えてきましたよね。

表面がツルッとしていて菓子パンっぽいですが、材料がシンプルであること、噛みごたえのある食感であることを考慮して、ハード系としました。

種類はプレーンだけでなく、全粒粉やライ麦を加えたもの、ゴマ、ガーリック、オニオン、チーズ、シナモン、レーズン、ブルーベリーを混ぜ込んだものなど、いろんな味があります。

かば
かば
北米ではクリームチーズやピーナッツペースト、チーズ、ハムなどを挟んで朝食に食べる人が多いです。

ハード系パンのおすすめの食べ方

ハード系パンはシンプルな味なので、他の食べ物とも相性抜群!

それぞれの形や食感、味から、おすすめの食べ方をご紹介します。

シチューやスープのお供なら

  • バゲット
  • フォカッチャ

オリーブオイルと一緒に楽しむなら

  • バゲット
  • ロデヴ

具材をのせて食べるなら

  • バゲット
  • カンパーニュ
  • ライ麦パン

サンドにするなら

  • バタール
  • リュスティック
  • カンパーニュ
  • ベーグル

パン屋さんにおすすめを聞くのが一番!

どのパンにもおすすめの食べ方はありますが、同じ名前のパンでもパン屋さんによって大きさや堅さ、食感、味が異なります。

そのためパン屋さんに行ったら、「サンドイッチにはどのパンがいいですか?」とか「〇〇に合うパンってありますか?」と聞くのが一番おすすめです。

スライスもパン屋さんにお願いしちゃえばOK!

ハード系のパンは堅くて大きめのパンが多いので、スライスが大変。

「自分で切るのがめんどくさくて、ハード系パンって買いづらい」と思っている方は、買う時にスライスをお願いしましょう。

どのパン屋さんでも快くカットしてくれますよ。

ただしスライスするとパンが一気に乾燥しやすくなるので、当日食べる場合に限ります。

数日後に食べる場合や冷凍する場合は、ブロックのまま保存して、食べる直前にスライスするのがおすすめです。

かばは食べる直前に切りたい派なので、ハードパンでも使いやすいブレッドナイフを持っています。

»ジャン・デュボ(Jean Dubost)のブレッドナイフをパン好きが解説してみた

まとめ:ハード系パンは種類豊富!いろんなパンを試してみよう!

パンは種類が多くて、ハード系パンだけでもたくさんあります。

ハード系パンは小麦本来の甘味や風味を楽しめ、いろんな食べ方ができるので、菓子パンとはまた違った楽しみ方ができますよ。

ぜひ近くのパン屋さんのハード系パンから試してみてくださいね。

最近は「通パン(パンの通販)」を行っているパン屋さんもたくさんあるので、全国にある人気パン屋さんのハード系パンをオンラインで取り寄せるのもおすすめです。

それでは、See you soon!

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